Live & Bar Caballero Club


Demi's Diary


デミ夫人の「Do you こと?!」  この日記は不定期更新です。


4月30日(月) 今池まつり

2日間続けて今池まつりに行ってしまいました。ヒロポンはじめ、丸市(B.C.Q.)、ダニ−、などが演奏するので、皆で応援に行ったのです。それにしても、つくづく今池の人々は濃い。どれくらい濃いかというと、うちの親方が薄く見えてしまうほど、濃い。

今池で、かやこん親分に会ったとき、「今日はヌーイ、どうしたの、ヌーイ」と言われました。強烈。


4月28日(土) イタリア・食の大図鑑

昨日遅かったのに、朝8時に目が覚めてしまいました。それで、先週シリーズで放送していたBSの「伝統のイタリア・食の大図鑑」のビデオを見てしまいました。1回目はシチリアの魚、2回目はトスカーナの豚肉、3回目はチーズ、4回目はパスタ、なのですが、どれも感動しました。この放送を見て、うちの親方の味覚は完全にイタリア人だと確信しました。親方の料理に対する主義主張も、まさしくイタリア料理の真髄です。<でも、私が一番感動したのは、どこの家のマンマの鍋も新品みたいにぴかぴかなことです。その後、私はキッチンに行き、先週親方が磨いてくれた我が家のお鍋を眺め、既に汚れてることに涙を流しながら(?)、もう一度磨いてみました。>

そういえば、まだBOSSのことをよく知らない頃、私はBOSSと一緒にいると、玄関で靴なんか脱がなくていい家で暮らし、いつもワインとパスタで、お洒落な生活ができると思っていました。でも、親方は玄関でかがんで一生懸命Dannerの靴ひもをほどき、(胃袋はイタリア人のはずなのに)好物は「塩サバ」と「豚の生姜焼き」と知って、本当にがっかり(?)したものです。憧れに幻滅はつきものなのですね。


4月27日(金) GWイブ

今日はキャバレロに、某T社ラグビー部の皆が遊びに来てくれました。親方はこのメンバーが来ると大喜び、本当に嬉しそう。ご機嫌でラガーマン相手に腕相撲までやって(もちろん負けたけど、「ボス、強いっすよ。ほんと、強いッスよ。」と言われて、超ご満悦。あまりにも無邪気な親方でした。

今晩聞いた情報によると、K野選手はどうやら、ラグビー界の新庄をめざして海外進出を目論んでいるらしい。がんばれ!

実は、この夜、大型連休前というのに、最初のステージが終わると4組ほどいたお客様が全員帰ってしまい、どうなることかと思っていたら、我らが福の神様I氏がご来店。I氏ひとりのために2回目のステージが始まったのですが、その後お客様が続々。I氏福の神伝説は今日も生きていました。


4月26日(木) BBQ

BCQではありません。今日は天気が良かったので、私の実家でBBQをしました。総勢10名、うちの庭は満員です。親方に買物を任せたばっかりにギッシリ段ボール4箱分の肉と野菜を仕入れ、キャバレロから秘伝(?)の肉も持ち込んで、大パーティとなりました。そのわりに食べた量は大したことなかったんだけどね。


4月25日(水) キャバレロ用語解説

その1:ズージャことば応用編  例)かめあたま、(スーパー)サイダー、など

その2:数字・アルファベット応用編  例)64、OEC、KGB、など

その3:発音応用編  例)ケビン、太田君、など

その4:商標応用編 例)アンディ、など

その5:名古屋弁応用編  例)ダディ、など

何のことかさっぱりわからない方は、お店で直接ヒロポンまで。


4月23日(月) 専門用語

テレビを見ていたら、マヨラー(異常にマヨネーズを食する人達!!)の若い女の子が「まいう〜!」と叫んでいました。これはジャズミュージシャン用語ではないですか! ご存じのとおりジャズミュージシャンは、(例えば「ずーじゃ」のように)なぜか逆さま言葉(?)を使います。逆さまにするだけでは飽き足らず「げつれお」のように、言葉を巧妙に並べ変えたりもします。「いんわ、ぽんいつ、ださいく。」のように、何もそこまでしなくても、というくらいギャグか本気かわからない言葉も連発します。何もそこまでしなくても.....という、この傾向は年を重ねるほどに強くなるようです。かやこん親分くらいになると筋金入りです。しかし、若い世代が台頭するとこの専門用語が廃れるかというと、そうではないようです。中堅ミュージシャン達は仲間うちでギャグのつもりで使っているうちにすっかり癖になります。そして、例えば某若手ピアニストK君は、キャバレロで諸先輩方を前にしてズージャ言葉を使う事はありませんが、噂によると、同年代の素人さんの友達に「シーメ行ってくるワ。」などと言って練習しているそうです。なんか、キュートだなあ。

注)ズージャ言葉とは別に、キャバレロには親方オリジナルアレンジによるキャバレロ用語というものが存在します。


4月22日(日) らぶりー

今日は、BOSSの長年の知り合いA子さんお勧めの大阪のキャンディ浅田さんが歌うというので、A子さんとBOSSと3人で、久しぶりにLOVELYにライブを聞きに行ってきました。キャンディさんは、素直にまっすぐ歌うジャズボーカルで、聞いていてリラックスでき、とても良かったです。そしてバックのトリオも、とても良かった。何よりの違いを実感しました。(キャバレロはキャバレロでラブリーに負けない良いところがいっぱいありますが)、さすがラブリーは名古屋一のライブハウスです。すごいなあ、と素直に感動しました。そしてキャバレロ・グランドピアノ作戦も早く実現させたいものだ、といよいよ心を決めたのであります。

ところで「キャンディ浅田」というのは「浅田飴」のギャグなのではないか、と親方が言い続けていたため、本人に確認しましたが、やはり違うとのこと。本人はそんなつもりで名前をつけなのではないそうです。でも、昔NHKに出演した時は芸名が商標になるのではないか、ということで局の人達が本気で会議したらしいです。NHKって真面目なんだか、バカなんだか?...........。とほほ。

A子さんのこと:この方はすごい方です。昭和1ケタ生まれの女性で、その世代にふさわしく姿勢もよくて、頑固に真直ぐで、長年経営者だっただけに非常に頭がよく気も強く、「たにまち」を気取る男性に負けなず気っ風がよく、大人の遊びというものをよくご存じです。そんな方なので、とても若く見えるのも当然で、何よりお話から見えてくる生き方がかっこいいなあ、とずっと感動しておりました。


4月21日(土)

土曜日は、先週につづき貸きり結婚パーティ。通常営業は9時から始めましたが、ピアノのK君が現れないというハプニングのため、たまたまお店に来てくれていたギタリストのHさんKさんが大活躍。メグさんの指導のもと、4回のステージを無事にこなすことができました。

それにしても、私は深夜2時を過ぎると眠くて眠くてしかたない。もともと夜は弱い上に、まだ身体のリズムが昼型なので朝8時には目が覚めてしまうため、キャバレロ出勤が続くと、もうダメです。キャバレロ女将として夜に弱いという恥ずかしい習性を早く克服したいものです。


4月20日(金) 日仏交流

今日はお客さんのAちゃん(とっても可愛い女の子です)がお姉さん夫婦と遊びに来てくれました。そのお姉さんがまたカッコイイ、きっと町で噂の美人姉妹でありましょう。そして義理のお兄さんがパリで活躍するジャズ・ドラマーとのこと、急遽ドラムをセットし、この日はゲツレオ4人衆に加わってゲツレオ5人衆として全てのステージで(無理矢理?)演奏してもらいました。(ゲツレオの仲間としては認めがたい、知的でシャイなフランス人でしたが.......。)演奏しに来てくれたわけではないのに、私は知り合いのお客さんに「今日はからドラマーが、」などと勝手に宣伝し、..........。でも、おかげで大いに盛り上がりました。Aちゃん、本当にありがとっ! 

この日、早い時間はほとんどお客さんがいなくて、ひろぽんが「Iさんが今日来てくれるって言ってたんだけどなあ」などとぼやいていたら、11時過ぎた頃からほぼ満席になり、そして遅い時間にIさんはちゃんと来てくれました。Iさんは来るといったら必ず来てくれる、約束を守る男です。そこでホワイト餃子の話などで盛り上がる中、Iさんがぽろりと「最近、僕がライブを聞きにくると、いつも満席ですよ。」とおっしゃいました。キャバレロが満席の確率は非常に低いのですが、言われてみると......。Iさんはキャバレロの福の神かもしれません。


4月19日(木) 留守番

木曜日は、わたくし女将は在宅勤務。ホームページの「店内案内」や「キャバレロの謎」に新しい写真を入れて久しぶりに更新しました。それから7月7日にオードリーTAKAさんの「シャンソンの夕べ」がキャバレロで開かれるので、そのポスターやらチケットをつくりました。


4月19日(木) 大食い選手権のこと

大食いといえば、キャバレロ・ファイトクラブの面々も、数々の食べ放題B級グルメ店を泣かしつつ、死闘を繰り返してきましたが、今日はテレビで大食い選手権をやります。親方は当然、録画しています。親方はいつも大食い選手権を見て感動しているのです。そして親方だけでなく、ギターのYちゃんも、ヴォ−カルのMさんも、大食い選手権を見て大泣きしているらしいのです。ベースのぷりんも最近、何といわず涙もろいという噂。どうやら、名古屋のミュージシャンは最近、涙中枢をやられているようです。

大リーグのこと

マリナーズ球団新人記録・連続試合安打13。イチローは、やっぱりスゴイ。今日の試合、最初の3打席ノーヒットでやっぱりダメなのかな、と思っていたら4打席目ホームランかっこよすぎるさすが、スターだ。それでも、イチローはニコリともしない。親方はずっと大リーグファンで、日本のプロ野球で嫌いなものは「送りバント」と「にやにや」だと言い続けている。その点、イチローはオリックス時代から決して試合中ニヤニヤしないところを親方は評価していたのだ。やたら白い歯を見せてアメリカ人に不思議がられている佐々木とは正反対だ。でも私としては、イチロー(巨人の松井も)のファンではあるけど、(佐々木みたいに笑うのは極端にしても)ホームランを打ったときくらい、もう少し嬉しそうにしてもいいんじゃないか、と思う。イチローはまるで野球の修行僧みたいだ。イチローと比べると、ときどき新庄が愛おしく見えてしまう。(新庄は今までの活躍だけで十二分に大リーグを楽しんだから、後は阪神時代と同じように夏に向けて打てなくなっても、それでいいのだ。)イチローはすごいけど、何かつまらないと思い始めた今日この頃です。

それにしても、イチローは見た目も性格もどこをとっても、そのクールさは、とても名古屋(圏)人とは思えない。


4月18日(水) 中川区の謎

今日は、自称ロックシンガーR(中川区在住)と親方とヒロポンと一緒に、中川区名物「ホワイト餃子」を食べに行きました。私はホワイト餃子なるものを1年くらい前に初めて食べましたが、1年に1度ならおいしく食べられます。そして今日は4人で焼き餃子80個、蒸し餃子5個を食べました。記録としては全然大したことありません。親方と私が信じていることの一つに大食いに悪い人はいないという言葉があります。たくさん食べる男らしい人には無条件で最上級の賛辞と尊敬を捧げているのです。なのに、ひろぽんも40の声を聞いてから最近すっかり食べる量が減って我々を寂しがらせています。

さて、ご存じの方も多いでしょうが、ホワイト餃子というのは、ピロシキにも似て(皮はフランスパンと同じ原料らしい)、中国とソ連の国境あたりの家庭で食べていそうな不思議な食べ物です。中川区民のあいだでは気軽に「ホワぎょう」という無理矢理な略称で親しまれ(?)、お食事時には行列もできるほどの人気で、冷凍のお持ち帰りも負けずに人気があるそうです。ただし、その焼き方にはコツがあり少々の練習が必要なのだそうです。R氏いわく例外なく、中川区のすべての家庭の冷凍庫にはホワイト餃子が常備されているとのこと。「突然のお客様にはホワイト餃子」というのは常識、ホワイト餃子が上手に焼けて初めて中川区の主婦として胸を張れるのだそうです。

中川区の知られざる食文化に触れた一日でした。

注)ホワイト餃子は全国で販売されており、中川区独自のものではありません。ちなみに親方のホワぎょう評:「見た目のインパクトと歯ごたえはあるのに、なぜか記憶に残らない味。だからいっぱい食えるのか.....?」


4月17日(火) またペンキ塗り

日曜日から実家に戻り、月曜火曜と2日間、ペンキ塗りしてきました。これでウッドデッキは真っ白ぴっかぴか、まるでどこかのリゾートホテルのよう(?)です。母親は白すぎて気恥ずかしいと言っていますが、すぐに汚れていい感じに馴染んでくるでしょう。

一仕事して我が家に戻ってくると、親方がキッチンで何やらやってました。何してるかと思ったら、家中のお鍋をぴっかぴかに磨いていたのです。きれいにしてもらって嬉しいけど、普段いかに私がさぼっているかを見せつけられた気がして、なんか、しょんぼり。で、「これ、私がやったことにしてくれる?」と親方にお願いして、すっかり自分でやり遂げた気分になったところで、実家でも我が家でも偉業を成し遂げた私としては機嫌を直したのでありました。


4月10日(火) ペンキ塗り

今日は実家の母が「庭のウッドデッキを塗ったから見に来て」というので行ってきました。そしたら私には新しい色(ブルーグレー?)が気に入らなかったので、午後、母親と一緒に白く塗り直しました。ペンキ塗りは自宅のベランダを塗って以来。楽しかったです。

夜、BOZZをお風呂に入れたら、左足に白いペンキがついてました。

中日巨人戦、すごかったですね。それにしてもティモンズは「りんご病」(ディンゴ病)を患っているようです。


4月8日(日) 時差ぼけ

この週末、キャバレロは月初めにしては静かだった。(つまりヒマだったということ。)それでも、専業主婦兼キャバレロの専業なんちゃって女将として、木曜金曜土曜とお店を閉める5時頃(なんで?)までお店におりました。当然眠るのも朝明るくなってからなんだけど、どうしても8時には目が覚めてしまう。それで、変な時間に眠くなったりして、時差ぼけ状態です。身体のリズムって、なかなか切り替えるの難しいですね。


4月6日(金) レクター博士の素性

ブルータスの「君はハンニバルを見たか」特集はおもしろかったです。その中で気になったことをいくつか。

その1イタリアの名門貴族カッポーニ家の次期当主ニッコロ・カッポーニ氏のインタビュー。(続編「ハンニバル」で、アンソニー・ホプキンス扮するレクター博士はイタリアに潜伏、カッポーニ宮の司書におさまり悠々自適の優雅な暮らしをしているという設定なのです。)氏は小説や映画でカッポーニの名前を使うことも許可し、小説や映画の印象についても「すべての女性と同じくすべての文学は愛でるべきでしょう」と懐の大きさを見せている。しかしながら唯一、異を唱えたことがあります。「原作では人間の肝臓にアマローネを合わせたとレクター博士が語るところがありますが、映画ではキャンティになっていた。トスカーナ人としてその点は忠告しなければと思い肝臓にキャンティは合わないと思うよ」と言ったそうです。さすがだ。

その2レクター博士がクラリスの誕生日プレゼントに贈ったもの。映画ではグッチの靴になってしまったらしいけど、原作ではクラリスの生まれた年のシャトーディケム。(この特集を読む限りレクター博士のワインの趣味は、どうやら元野球選手のE氏と同じく恥ずかしいくらいに王道を走っているようです。)誕生日に生まれ年のワインを贈るだけでも照れくさいのですが、私が驚いたのはクラリスの生まれた年が1965年だということ。これは私の生まれた年でもあります。そしてこの年はワイン史上稀にみる最悪の年なのです。(BOSSの1956年に比べればましですが。)ブルータスに本物の1965年のシャトーディケムの写真が載っていて感動しました。それにしても原作者のトマス・ハリス氏も微妙な設定をしたものです。

その3「君もハンニバルになれるかも!?」座談会。柴山幹郎、山田五郎、滝本誠、3氏の座談会。知的で優雅なはずのレクター博士。でも、イタリア語版の翻訳者である女史にいわせると「イタリア人には失笑を買う」点も多々あるらしい。そして、この座談会の3氏にもかなり失笑を買っています。私はこの3人の言っていることはおもしろいと思う。以前から山田五郎氏は好きだ。でも。この座談会を読んだ後思ったのは「肝臓にキャンティは似合わないと思うよ」という台詞をカッポーニ氏が言うのと山田五郎氏が言うのとでは(山田五郎は言ってないけど)全然違うということだ。生活レベルの背景とか必然性とか、これは私のよく考えるテーマなのですが、書き始めると長くなるので、また今度。

しかし、まあ、私が「ハンニバル」を映画館に観にいくことはないと思うけど、見る時はこんな雑誌の特集記事に惑わされず、単純に楽しみたいものですね。


4月4日(水) ヒクイドリ

今日は3年ぶりくらいにキャバレロ軍団は東山動物園に行きました。親方のお気に入りはキリンヒクイドリです。特に「ヒクイドリ」はワラビーの隣で誰が見るともなく、ひっそりと生息していますが、よく見るとその無気味さは群を抜いています。頭のてっぺんがまるでコブのように石化しているのも、全身真っ黒なのに首のあたりが見事に鮮やかな七虹色なのも、昔飛んでいたという事実も、おそろしい。なんといっても、退化した前足の爪が胸のあたりにぴったりとくっついているのが、おそろしい。大人は見過ごしがちなのですが、今日も子供が「おかあさん、これ、こわい。こわい。」と言っていました。子供はいとも簡単にこわいものを見抜くのですね。

そして夜は、BOZZ夫を連れて平和公園に花見に行ってきました。でも、ライトアップもしていないし、とにかく寒くて早々に帰ってきてしまいました。

そういうことで私は専業主婦を満喫しています。今日はブルータスの「君はハンニバルを見たか?!」特集(「ハンニバル」は「羊たちの沈黙」の続編)を読んだところで、タイミング抜群に「羊たちの沈黙」をBSで放送しているので、録画を見て復習しようと思います。


4月1日(日) エイプリルフール

いよいよ4月。宣言どおりキャバレロ女将業に専念いたします。親方は週末(木・金・土)だけでいいと言ってますが、できるだけお店に顔を出します。出したいと思っております。はい。

今日は久しぶりに海に行った。気持ちよかった。


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